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Windows Remote Desktop / RDPとは?できることや料金、注意点を解説

読む目安 約4分 更新日 2026-08-07Windows Remote Desktop / RDP

Windows Remote Desktopは、手元の端末から別のWindows PCへ接続し、そのPCのアプリやファイル、ネットワーク上のリソースをそのまま操作するための機能です。あわせて名前が出てくるRDPは、この接続に使われる方式の名称で、Remote Desktop Protocolの略です。

使い方の基本は、操作される側のPC(ホスト)で機能を有効にし、接続を許可されたアカウントでつなぐ、という流れになります。自分のPCを離れた場所から使ったり、許可された人が共有端末へ接続したりする用途に向いています。ただし、実際に使えるかどうかは、ホストのWindowsのエディション、ホストの電源とネットワークの状態、外部から接続するときの経路という3点で決まります。ここではその条件を順に見ていきます。

Windows Remote Desktopでできること

まず、操作される側のWindows PCでRemote Desktopを有効にし、接続を許可するユーザーを設定します。接続する側の端末では、Windows AppまたはRemote Desktop Connectionというアプリを使い、ホストのPC名かIPアドレスと、認証情報を指定して接続します。

接続すると、ホストのデスクトップがそのまま表示され、手元で操作できます。そのPCにインストールされたアプリ、保存されたファイル、そのPCから見えるネットワーク上のリソースを扱えるので、手元の端末には環境をそろえずに済みます。

接続先にできるWindowsのエディション

ホストにできるのは、Windows Professional、Windows Enterprise、Windows Education、Windows Serverです。Windows Homeは、対応するPCへ接続する側としては使えますが、接続されるホストにはできません。

そのため、自宅のWindows Home搭載PCを外から操作したい、という目的にはそのまま使えません。アプリが用意できるかどうかではなく、操作したいPC側のエディションが先に問われる点に注意してください。

ホストの電源とネットワークが前提になる

Remote Desktopで接続できるのは、ホストの電源が入っていて、ネットワークにつながっている間だけです。スリープ、休止状態、電源オフのPCには接続できません。

これは、誰も操作していない端末へ後からアクセスする使い方、いわゆる無人アクセスを考えるときに効いてきます。たとえば外出先から会社のPCを使いたい場合は、使いたい時間帯にそのPCを操作可能な状態のまま維持できるかが、そのまま実現できるかどうかの判断材料になります。

有人サポートに使う場合の考え方

その場で相手から依頼を受け、一時的に画面を操作して手伝う使い方は、有人サポートと呼ばれます。この場合は、接続する前に相手側でどう許可を取るかという手順が重要になります。

Windows Remote Desktopは、ホスト側での事前設定と、許可されたアカウントの認証情報による接続が基本の作りです。同じ相手や自分の端末へ繰り返し接続する形には無理がありませんが、その都度相手の許可を得て入る形のサポートを想定している場合は、この進め方が自分のやり方に合うかを先に確かめておきましょう。

外部ネットワークから接続するときに必要なもの

Remote Desktopのクライアントとホストは、直接つながる仕組みです。そのため、ホストと同じネットワークの外から接続する場合は、ポート転送かVPNのどちらかを用意する必要があります。RDPが既定で使うポートは3389です。ブラウザから使うWebクライアントの場合は、Remote Desktop Gatewayが必要になります。

経路とは別に、ホスト側の準備も必要です。Remote Desktopが有効になっていること、接続する利用者にアクセスが許可されていること、ファイアウォールを通過できることの3点がそろって、はじめて接続できます。

認証はNetwork Level Authenticationを有効にする

接続時の認証方式としては、Network Level Authenticationを有効にすることが推奨されています。これは、リモートセッションが確立する前の段階で利用者を認証する仕組みで、許可されていないアクセスのリスクを下げる目的の設定です。外部から接続できるようにするほど関係してくる項目なので、経路の準備とあわせて確認しておくと安心です。

料金はWindowsの条件と分けて見る

今回確認したMicrosoft Learnのページには、PCへ直接接続するRemote Desktopホスト単体の商用プランや価格は掲載されていません。そのため、費用を見積もるときは「Remote Desktopの利用料」という一本の金額を探すのではなく、要素ごとに分けて考えることになります。

具体的には、ホストに必要なWindowsのエディションとライセンス、そしてRDS、VPN、ゲートウェイといった構成に応じた費用を、それぞれ別に確認していく形です。

注意

料金と提供条件は2026年8月7日時点の確認内容です。導入前に対象市場と契約範囲に対応する最新の公式情報を確認してください。

確認しておきたいこと

操作したいPCのWindowsのエディションは、Professional、Enterprise、Education、Windows Serverのいずれかになっているか
接続したい時間帯に、そのPCの電源とネットワーク接続を維持しておけるか
外部ネットワークから使う予定なら、ポート転送、VPN、Webクライアント用のゲートウェイのうちどれを用意するか決まっているか
ホスト側でRemote Desktopの有効化、利用者の許可、ファイアウォールの通過の設定を行える立場にあるか

Windows Remote Desktopが合う人

Windows Remote Desktopが候補になるのは、対応するエディションのWindows PCをホストにして、許可されたアカウントで繰り返し遠隔操作したい場合です。特に、ホストのエディションや電源状態を自分で管理でき、外部から使う場合のネットワーク条件も準備できる人には扱いやすい選択肢です。

反対に、操作したいPCがWindows Homeしかない場合や、スリープ中や電源が切れたPCへそのまま接続したい場合は、条件が合いません。機能として何ができるかだけでなく、ホストを使いたいときに使える状態へ保てるか、ネットワークを安全に用意できるかまで含めて見ると、自分の用途に合うかを判断しやすくなります。

よくある質問

Q.管理者以外のユーザーも接続できる?

A.接続できます。管理者グループのメンバーは既定でアクセスできますが、それ以外の利用者はホスト側でRemote Desktop usersに追加することで接続できるようになります。

Q.PC名を指定しても接続できないときは?

A.家庭内ネットワークなどでPC名が解決できない環境では、PC名の代わりにIPアドレスを指定して接続する場合があります。

Q.接続中に音声のやり取りはできる?

A.Windowsのクライアントでは、接続ごとに双方向のサウンドを設定できます。

Q.以前使っていたRemote Desktopアプリが見つからないのはなぜ?

A.Windows Storeで提供されていたRemote Desktopアプリは2025年5月27日にサポートを終了し、新しくインストールやダウンロードができなくなりました。移行先としてWindows Appが案内されています。ホストへのRemote Desktop接続そのものは影響を受けないため、古い手順を見る場合は、ホスト側の設定と、接続する側で使うアプリを分けて確認すると混乱しにくくなります。

出典

確認日: 2026-08-07(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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