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TeamViewer Remote・AnyDeskの違いを比較!遠隔アクセス・サポート・無人接続で選ぶ

読む目安 約6分 更新日 2026-08-07TeamViewer RemoteAnyDesk

TeamViewer RemoteとAnyDeskは、どちらも離れた場所にある端末へ接続し、操作する製品です。用途が重なっているため、名前や月額だけを並べても違いは見えてきません。

選ぶときに大事なのは、「誰が」「何台の端末へ」「どんな入り方で」接続するのかを分けて考えることです。TeamViewer Remoteは、自分の端末への遠隔アクセスとITサポートをまとめた構成になっています。AnyDeskも遠隔アクセス、技術サポート、端末管理に対応し、個人事業者向けから組織向けまでプランごとに対象が示されています。この記事では、実際の利用場面に沿って両者の違いを整理します。

結論を先に

TeamViewer Remote

こんな人に

管理対象の端末をまとめ、サポート業務の流れも整えたい

AnyDesk

こんな人に

1人からチーム、ITサポートへと利用規模に合わせて選びたい

端末を中央でまとめて管理しながら、担当者間の引き継ぎやサービスキュー(受け付けた依頼を順番に処理する仕組み)を含むサポート運用を組みたい場合は、TeamViewer Remoteが候補になります。接続数、利用者数、管理端末数を見ながら段階的にプランを選び、無人接続も使いたい場合はAnyDeskを検討しやすいでしょう。

まず、自分がどの使い方をするのかを決める

遠隔操作製品の比較では、「つながるかどうか」だけを見ても選べません。まず次の3つのうち、どれが中心になるのかを決めると、違いをつかみやすくなります。

1. 本人用の遠隔アクセス

自分が普段使っているPCなどへ、外出先から接続する使い方です。TeamViewer Remoteには商用のRemote Access契約があり、指定した台数の端末を遠隔操作するモデルが示されています。AnyDeskでは、Soloが1人の事業利用者向け、Standardが小規模チームの遠隔アクセス向けです。

2. 有人サポート

利用者から依頼を受け、相手の端末をその場で操作する使い方です。TeamViewer Remoteの商用プランには、音声・映像・チャット、担当者へのセッション引き継ぎ、サービスキューなどが掲載されています。AnyDeskは全プランで対話型の接続に対応し、AdvancedやUltimateでは、サポート向けの依頼受付に関する機能が加わります。

3. 無人接続

接続先に人がいない端末へ入る使い方です。誰も承認操作をしないので、あらかじめ接続を許可する設定が必要になります。AnyDeskは接続先の端末側で無人アクセスを設定し、パスワードまたはトークンを使う方式です。TeamViewer Remoteでは、管理対象の端末をTeamViewerアカウントまたは会社プロフィールへ割り当て、Management Consoleで中央管理します。

用途と運用の違いを一覧で比較

比較する点TeamViewer RemoteAnyDesk
本人用の遠隔アクセス商用のRemote Access契約で、指定数の端末を接続・操作Soloは1人、Standardは小規模チーム向け
有人サポート商用プランにチャット、引き継ぎ、サービスキューなどを掲載全プランに対話型接続。上位プランにサポート依頼関連の機能
無人端末への接続管理対象端末をアカウントや会社プロフィールへ割り当てて中央管理接続先へインストールし、パスワード設定後に利用する方式を推奨
端末・利用者管理端末グループ、会社アドレス帳、端末ポリシー、一括配備などStandardから利用者管理、Advancedから役割管理やMSI一括配備、Ultimateで組織管理
同時接続の考え方Businessは1、Premiumは1、Corporateは3セッションSoloは1、Standardは1から、Advancedは2からの接続

ここで見落としやすいのが「同時接続」です。これは同じ時間帯に何本の接続を張れるかという数で、登録できる端末の総数とは別の考え方になります。複数の担当者が同じ時間帯に対応するなら、利用者数だけでなく、同時に何本の接続が必要かも確認しましょう。

TeamViewer Remoteが合いやすい場面

TeamViewer Remoteは、管理対象の端末をグループで扱い、会社のアドレス帳、端末ポリシー、一括配備まで含めて運用したい場合に検討しやすい製品です。有人サポートでは、担当者へセッションを渡す機能やサービスキューも示されているため、1台へ接続して終わりではなく、依頼を複数人で受ける流れを考えている組織に向きます。

契約を見るときは、利用席(アカウントを使う担当者の数)と同時セッションを分けて考えることが大切です。Businessは1席・1セッション、Premiumは複数席・1セッション、Corporateは複数席・3セッションです。担当者が多くても、同時接続が1本で足りるとは限りません。サポートが重なる時間帯を想定して必要なセッション数を決めると、プランを選びやすくなります。

遠隔作業まわりでは、複数モニター、ファイル転送、Wake-on-LAN(対応端末をネットワーク経由で起動する仕組み)、Linuxの画面なし端末への接続も案内されています。これらが必要なら、候補のプランに含まれる範囲まで確認しておきましょう。なお、モバイル端末のサポートは商用プランで追加条件が関わるため、標準で一律に使えるものとして見積もらないほうが安全です。

AnyDeskが合いやすい場面

AnyDeskは、1人で使う段階から小規模チーム、IT・技術サポートへと、利用規模を分けて考えやすい構成です。Soloは1利用者・1接続・100管理端末、Standardは最大20利用者・500端末で1接続から、Advancedは最大100利用者・1000端末で2接続からと示されています。

無人接続は、接続先の端末へAnyDeskをインストールし、パスワードを設定して利用する方法が推奨されています。一方、承認モードで接続を依頼する場合は、接続先にいる人の許可が必要です。常時アクセスしたい端末と、その都度利用者の同意を得たい端末を分けて設定する運用に向いています。

管理機能はプランによって段階があります。Standardにはmy.anydeskの利用者管理、Advancedには利用者と役割の管理やMSIによる一括配備、Ultimateには組織管理が含まれます。Ultimateにはオンプレミス(自社の環境に設置して運用する形)でのホスティングも示されています。社内運用を検討する場合は、導入後の管理体制や保守の担当範囲まで含めて確認が必要です。

対応端末と操作範囲はOSの組み合わせで確認する

両製品とも、デスクトップとモバイルの対応情報を公式の対応OS一覧で案内しています。ただし、OS名が一覧にあることと、すべての端末で同じ操作ができることは同じではありません。

TeamViewer Remoteでは、モバイル端末のサポートが商用プランの追加条件に関わる場合があります。AnyDeskでも、モバイルアクセスはプランや追加契約によって異なります。たとえば、PCからPCへの遠隔操作を想定している場合と、スマートフォンやタブレットを操作対象に含める場合とでは、確認すべき条件が変わります。導入前には、操作する側とされる側のOSを組み合わせて確認しましょう。

ファイルの受け渡しについては、TeamViewer Remoteにファイル転送と転送待ち行列、AnyDeskにFile Managerとセッション中のクリップボード経由の転送があります。遠隔操作だけでなくファイルを扱う必要があるなら、予定している端末の組み合わせで使える方法を確かめておくと安心です。

料金は金額より先に「契約単位」を見る

TeamViewer Remoteの無料プランは、個人かつ非商用の利用に限られます。商用利用では購入または見積もりとなり、契約は年払い・年次更新です。Business、Premium、Corporateでは、利用席、同時セッション、管理端末数が異なります。

AnyDeskの米ドル表示では、年払いの月額換算でSoloがUS$28.90、StandardがUS$49.90、AdvancedがUS$111.90です。Ultimateは個別見積もりで、表示価格は税別です。StandardとAdvancedでは、同時接続を追加する場合の年払い月額換算も示されています。

つまり、表示された月額を横に並べるより、必要な利用者数、管理端末数、同時接続数を先に決めるほうが適切です。TeamViewer Remoteは契約市場とプラン単位、AnyDeskは米ドル・年払い・税別という条件を保ったまま比較しましょう。

注意

料金、管理端末数、利用者数、同時接続数は、契約市場や選択プランによって変わります。ここで扱った料金条件は2026年8月7日の確認内容です。日本で契約する場合は、購入時の表示と見積条件を確認してください。

セキュリティは機能名より運用方法とセットで選ぶ

TeamViewer Remoteには、細かなアクセス管理、信頼済み端末、二要素認証、許可・拒否リストなどが示されています。AnyDeskには、二要素認証、アクセス制御リスト、Privacy Mode、権限プロファイルがあり、UltimateではSSO(1つのIDで複数サービスにログインする仕組み)も扱われます。

比べるべきは機能名の数ではなく、誰がどの端末へ接続できるかを管理できるかどうかです。たとえば、本人用の端末と顧客サポート用の端末を同じ権限で扱わず、担当者や端末群ごとに接続範囲を分けられるかを確認します。特に無人接続では接続先の応答を待たないため、パスワードやトークンの管理、二要素認証、許可対象の制限を運用に組み込む必要があります。

契約前に確認しておきたいこと

接続の中心は、自分の端末への遠隔アクセス、利用者への有人サポート、無人端末への常時アクセスのどれですか。
同じ時間帯に担当者が何本の接続を使い、合計で何台の端末を管理しますか。
操作する側とされる側のOSを組み合わせたとき、必要な操作ができますか。スマートフォンやタブレットを含む場合は特に確認しましょう。

よくある質問

Q.無料プランを仕事でも使える?

A.TeamViewer Remoteの無料プランは、個人かつ非商用の利用向けです。仕事で使う場合は商用契約を確認してください。AnyDeskについては、この記事で扱った材料では商用プランの条件を比較しています。

Q.無人端末へ接続したいならAnyDeskを選べばよい?

A.無人接続の設定方法が明示されている点はAnyDeskの特徴ですが、製品選びは無人接続だけでは決まりません。管理する端末数、利用者数、同時接続数、端末をまとめて配備・管理する方法まで比べてください。

Q.同時接続の数は、どうやって決めればいい?

A.登録する端末の総数ではなく、同じ時間帯に何本の接続が必要かで決めます。TeamViewer RemoteはBusinessが1、Premiumが1、Corporateが3セッション、AnyDeskはSoloが1、Standardが1から、Advancedが2からの接続です。担当者の人数が多くても、同時接続が1本で足りるとは限らない点に注意してください。

Q.どちらが安い?

A.契約単位が異なるため、表示月額だけでは決められません。必要な利用者数、管理端末数、同時接続数を決めたうえで、同じ市場と契約期間の見積もりを比べるのが適切です。

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出典

確認日: 2026-08-07(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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