TeamViewer Remoteは、離れた場所にある端末を手元から操作したり、ITサポートを行ったりするための製品です。相手の操作を手伝うサポート用途だけでなく、自分や組織が管理する端末へ継続的に接続したい場合にも検討できます。
導入を考えるときは、まず「誰かをその都度サポートするのか」「決まった端末へ日常的に接続するのか」を分けて整理するのが大切です。どちらを中心にするかで、必要な契約や端末の管理方法が変わってくるためです。
主な用途は、離れた端末へのリモートアクセスと、利用者を支援するITサポートの2つです。商用のRemote Accessは、契約で定められた数の端末を遠隔操作する形で案内されています。
サポート向けの機能としては、Business、Premium、Corporateに音声通話、ビデオ、チャット、セッションの引き継ぎ、サポート依頼の待ち行列が示されています。たとえば、利用者と会話しながら問題を確認し、必要なら別の担当者へ引き継ぐ、といった運用が考えられます。
このほか、ファイル転送と転送待ち行列、複数モニター表示にも対応します。相手の画面を見るだけでなく、作業用のファイルを渡したり、画面が複数ある環境をそのまま確認したりする使い方にも合わせられます。
相手が画面の前にいるサポートと、決まった端末への継続的な接続では、導入時に見るべき点が変わります。
組織で管理する端末は、TeamViewerアカウントまたは会社プロファイルに割り当て、Management Consoleで中央管理するという定義になっています。あわせて、端末グループ、社内アドレス帳、端末ポリシー、一括配備といった管理機能も商用プランに含まれます。扱う端末が複数あるなら、接続できるかどうかだけでなく、端末と利用者をどう整理するかも確認しておきましょう。
Wake-on-LAN(ネットワーク経由で端末を起動する仕組み)による起動と、モニターなどを接続しないLinux端末への接続も、Remote Access and Remote Workの機能表に含まれています。オフィスの端末を外から使いたい場合や、普段は人が操作しない端末を管理したい場合は、これらの条件が自分の環境に合うかを見てください。
デスクトップとモバイルの対応条件は、対応OSの一覧で確認できます。ただし、「一覧に自分の端末がある」ことと、希望する遠隔操作が契約の範囲内で使えることは、分けて考える必要があります。
特にモバイル端末のサポートについては、商用プランで追加オプションが必要かどうかを確認してください。スマートフォンやタブレットを対象にするなら、OS名だけで判断せず、「どの端末から、どの端末を、どこまで操作するか」を先に決めてから契約条件と照らし合わせると、判断しやすくなります。
セキュリティ機能としては、細かなアクセス管理、256ビットAESエンドツーエンド暗号化、信頼済み端末、2要素認証、許可リストと拒否リストが示されています。導入時は機能の有無だけを見るのではなく、どの利用者にどの端末への接続を許すかを先に決めておくと、運用しやすくなります。
接続先の画面に関する機能には、遠隔入力のブロックと、画面を黒くする表示があります。これらは無料プランと商用プランの表に示され、商用プランにはサポートセッションの制御も含まれます。自分に必要な制御が、選ぼうとしているプランで使えるかを確認してください。
Freeは、個人的で非商用の利用を対象としています。仕事で使う場合は無料利用の延長で考えず、商用ライセンスの購入または見積もりが必要です。商用サブスクリプションは年払い、年次更新として案内されています。
契約を比べるときは、利用者数だけでなく同時接続数も見ます。Businessは1ユーザー・1同時接続、Premiumは複数ユーザー・1同時接続、Corporateは複数ユーザー・3同時接続という構成です。ここでいうチャネルは、同時に接続できるリモート接続の数を表します。担当者が何人いても、同じ時間帯に張れる接続の本数は別に決まっている、という点が要注意です。
管理端末数はBusinessが200、Premiumが300、Corporateが500、ライセンス対象ユーザー数は順に1、15、30と表記されています。一方、Remote Accessで利用できる端末数は契約によって変わります。似た数字が並ぶので、どの数値が自分の使い方に対応するのかを切り分けて確認してください。
注意
料金、管理端末数、同時接続数、モバイル端末サポートの追加条件は、契約市場と購入時点で確認してください。ここでの料金条件は2026年8月7日に米国市場向け情報を確認した内容で、日本向けの数値料金は確認できていません。
Q.無料プランを仕事で使える?
A.Freeは個人的で非商用の利用向けです。仕事で使うなら、商用ライセンスの条件を確認してください。
Q.同時に複数の遠隔接続を使える?
A.同時接続数はプランによって異なります。BusinessとPremiumは1、Corporateは3と表記されているため、担当者数だけでなく、同じ時間帯に何件の接続が必要かも見てください。
Q.人がいない端末の管理にも使える?
A.管理端末のアカウントへの割り当てと中央管理、Wake-on-LAN、モニターをつながないLinux端末への接続が案内されています。対象OSと必要な操作、契約の端末数を照らし合わせて判断しましょう。
Q.管理端末数と、Remote Accessで使える端末数は同じもの?
A.別のものです。管理端末数はBusinessが200、Premiumが300、Corporateが500と表記されている一方、Remote Accessで利用できる端末数は契約によって変わります。どちらの数値が自分の使い方に対応するのかを分けて確認してください。
確認日: 2026-08-07(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
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